医療事務って独学でも合格できる?

医療事務の仕事に就きたいと希望する人は、まずは医療事務の資格を取ろうと考える人が多いでしょう。

そこで思うことが、「費用をなるべくかけずに独学で資格試験に合格したい!」でしょう。

現実的には医療事務の資格は数十種類ありますので、独学で合格を狙える試験、独学では難しい試験など様々です。

医療事務資格試験に独学で合格するための第一歩

医療事務の資格試験を取ろうとすれば、独学かそれ以外に関わらずどの資格を狙うのかを決めなければいけません。

専門学校や通信教育であっても、その講座でどの資格試験を狙えるのかを確認しておく必要があります。

また、医療事務の資格試験の中には例えば認定された講座を修了していることなどの受験資格があるものもありますので、その点も注意が必要です。

医療事務の関連資格は100種類程はあるのではないかと思います。
ほとんどが財団や社団法人が主催しているものですが、全国〇〇協会、日本〇〇協議会なとど言う名称ながら、主催する試験会場が一地域のみのところもあります。
ですから、試験会場がお住まいの地域にあるかどうかも確認してください。

※独学の場合は簡単な医療事務の資格試験を選んだとしても、メディカル系の専門用語がこれでもかと出てきますので、自分だけで乗り切る覚悟をもって臨んでください^^

独学でも狙えるおすすめの医療事務資格

やはり医療事務の資格に独学で合格しようと考えているなら、出来るだけ簡単な資格を狙うほうが良いでしょう。

かつ、受験資格不問で、全国的に受験できるものの中では次の資格がおすすめです。

日本医療事務協会 医療事務検定試験
http://www.japanmc.jp/

試験内容 医療事務全般の基本的な知識と技術を審査。 医療保険制度の知識から、医療事務の実践的なスキルである医療費算定(外来・入院)の知識が問われます。
出題要領 【学科】正誤問題 20問、文章問題 5問(穴埋め形式)
【実技】会計欄作成 計2問(外来、入院各1問)
受験資格 医療事務の基本的な算定知識を有していれば誰でも受験可
※基礎知識習得状況を把握するための課題提出が必要(受験可否に影響無し)
試験日・時間 試験日/ 毎月第4日曜日開催
試験時間/ 2時間
試験地 全国各地
※開催日により異なる。事前に確認要。
受験方法 初回:会場受験/再試(2回目以降):自宅受験
※会場・自宅いずれも、教材・資料の持ち込み・閲覧可。
※電卓使用可。
受験費用 7,560円(税込)
合格発表 郵送による文書にて通知(試験日の約2週間後)
申込方法 ①必要書類一式を電話にて請求(日本医療事務協会:0120-39-8653)
②試験日の10日前までに協会あてに申請書類一式を郵送にて返送(当日必着)。

*受験資格の課題提出は、受験申込書を請求したときに問題と解答用紙が同封されていますので、それに解答を記入し申込書と一緒に送付します。

毎月実施、合格率80%と比較的合格しやすい試験です。
日本医療事務協会の通学講座では最短コース8日(1ヵ月)で狙える試験でもあります。

また、内容的にも多くの医療事務資格試験において含まれるレセプト計算やレセプト点検がなく、請求書会計欄の作成のみとなっています。

なお、医療事務検定試験に向けた教材を入手するためにはヤフオク等で日本医療事務協会の講義テキストを購入する必要があります。
(最新の年度分を購入してください)

または、医療事務に関する一般的な参考書等で学習する必要があります。

医療事務資格に独学で合格するために必要な参考書

医療事務資格試験は先に紹介した医療事務検定試験も同様ですが、ほとんどの資格試験で参考書や過去問の入手が難しいです。

したがって、独学で勉強するためには狙う医療事務資格のための講義を行っている専門学校や通信教育の講義テキストをヤフオクなどで入手する必要があります。
その際、診療報酬請求事務(レセプト)については2年毎に点数改定が行われますので、必ず最新年度分のテキストであることを確認してください。

もしくは一般的な参考書で学習することになります。

医療事務資格を独学で勉強する際の参考書を紹介します。

医学通信社 診療点数早見表


参考書ではありませんが、レセプト計算をするにあたって必ず必要になります。

専門学校や通信教育の講義テキストを入手する場合は、点数表がついている場合もありますので確認してから購入しましょう。

また、しろぽんねっとのようにネット上で最新の診療報酬点数が確認できるサイトもありますが、会場受験の場合は必ず必要ですし、自宅受験の場合も付箋やマーカー、注意書きなどご自身で使いやすくしたものを使用したいので必ず購入しましょう。

※医療事務資格試験のほどんどが、参考書やノート等の持ち込みが可能です。

最新・医療事務入門: 窓口業務から保険請求,統計業務まで

医療事務の仕事について基礎レベルを広く網羅している参考書です。
全くの知識0からでしたら、まずはこちらを読まれると良いでしょう。

医療事務100問100答: 医療事務の必須基礎知識 1冊まるごとQ&A

こちらも医療事務の初心者向けに作られた問題集です。
穴埋め・三択・○×問題などのQ&A形式で全600問(書籍タイトルは100問なのに・・)
医療保険から患者接遇、情報システムまで一通りの範囲が網羅されています。

独学でもがんばって狙いたい医療事務資格

医療事務検定試験も良いのですが、せっかく学習するならレセプト計算まで理解できるようなって欲しいです。

たまに、医療事務は簡単な仕事だという人もいますが、そんな人に限ってレセプト計算を理解していません。
(もしくはその人自身の学習能力が高いかです。)

確かに診療報酬請求書(レセプト)計算は、今ではほとんどパソコンがやってくれます。
間違った入力をすれば、エラーで教えてくれもします。

ですが、それでは単に受付係、パソコン入力係の域を出ません。

特別な場合の対応や、パソコンから出てきた結果が正しいか間違っているのかの判断もつきません。

せっかく勉強するなら入門レベルでなく、もう少し上の資格を狙いませんか?

医科2級医療事務実務能力認定試験 全国医療福祉教育協会

医科2級医療事務実務能力認定試験(1級・3級等他の等級はありません)は、全国で受験できる、資格が不問、それ以外に公式問題集が出版されていて過去問の入手が容易なことからおすすめです。

もちろん初心者の方が狙う医療事務の資格としてもおすすめです。

(医科点数表・参考書・ノート等の資料・電卓持ち込み可)

試験内容 診療報酬明細書作成技能を含む診療報酬に関する知識、医療関連法規に関する知識を問われます。
出題要領 学科問題(マークシート):20問
実技問題(診療報酬明細書作成):2問
受験資格 ありません/td>
試験日・時間 年3回(3月・6月・11月)
120分
試験地 全国の認定機関(専門学校等)の教室
受験費用 一般受験:7,500円
団体受験:7,000円
出題内容 学科問題
 医療関連法規に関する知識:10問
 診療報酬請求に関する知識:10問
実技問題
 診療報酬明細書作成:2問
 ※外来1問・入院1問

合格率は60%~80%とそれほど合格の難しい資格試験ではありません。

ヒューマンアカデミーの通学講座およびヒューマンアカデミーの通信講座(たのまな)でも医科2級医療事務実務能力認定試験を狙いますが、通学講座で3ヵ月、通信講座で6か月の学習期間が設定されています。

独学でも6ヵ月程度でしっかりと計画を定め、学習すれば合格可能だと思います。

全国医療福祉教育協会の公式問題集

医科2級医療事務実務能力認定試験および、2級医療秘書実務能力認定試験、医療事務OA実務能力認定試験、医師事務作業補助者実務能力認定試験、電子カルテオペレーション実務能力認定試験の過去2回分の問題、解説が掲載されています。

いきなり問題を解いて分かるわけではありませんが、初心者のための参考書で学んだあと、試験対策の仕上げに利用してください。

レセプト計算のおすすめ問題集

レセプト作成の学習にはこちらの問題集がおすすめです。

まとめ

医療事務資格は独学でも合格できる試験か?

難しい質問です。

質問してきた人が、どれくらいの難易度を想定しているのか?試験に対する能力があるのか?によっても違ってきますよね。
ネットサーフィンすれば、独学で医療事務資格で一番難しいと言われる「診療報酬請求事務能力認定試験」に合格したつわものもいます^^

もしも、本1冊読めば合格できる。自動車運転免許の試験ぐらい。
と考えているなら、それよりは確実に難しいです。

医学的な専門用語だけでなく、医学に関する知識もある程度必要です。

例えば、医師が行った治療が処置なのか手術なのか。カルテの病名と医療内容は合っているのか?
その他、それぞれ微妙に異なる医療保険毎の対応や、労災患者の対応方法など。

覚えなければいけないことはかなり多いです。
医療事務資格はテキスト持ち込み可の試験がほとんどですので、暗記する必要はありませんが、テキストのどこに説明があったかくらいはすぐに出てくるようでなければ、試験時間内に解答欄を埋めることはできません。

また、医療事務の資格を取るのは医療事務として働くことが目的の人がほとんどだと思います。
費用だけを考えるなら、少しでも早く資格に合格し就職した方がトータルで金銭的にも得な場合もあります。

本屋さんで医療事務の問題集を立ち読みし、難しそうと感じたなら専門学校や通信教育も検討してください。

また、せっかく努力して医療事務の資格を取って就職したにも関わらず「思って仕事内容と違った」という残念なことにならないように、医療事務がどんな仕事か?なども調べてみてください。こちらの現役医療事務員が運営されている医療事務のブログは仕事内容や就職の仕方、資格など内容豊富でおすすめです。
実際に医療事務に就かないと分からない部分はありますが、それでも全く知らないよりは良いと思いますよ^^!